辨 |
トサミズキ属 Corylopsis(蠟瓣花 làbànhuā 属)の植物には、東アジア乃至ヒマラヤに約20-30種がある。
C. alnifolia(榿葉蠟瓣花)
C. brevistyla(短柱蠟瓣花)
ショウコウミズキ C. coreana(C.gotoana var.coreana)
キリシマミズキ C. glabrescens
C. glandulifera(腺蠟瓣花)
C. glaucescens(怒江蠟瓣花)
コウヤミズキ(ミヤマトサミズキ)C. gotoana(C.glabrescens var.gogtoana)
ヒゴミズキ var. pubescens(C.glabrescens var.gotoana f.pubescens)
絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020)
C. henryi(鄂西蠟瓣花)
C. microcarpa(小果蠟瓣花)
タイワントサミズキ C. multiflora(C.stenosepala;瑞木 ruìmù ・大果蠟瓣花)
『雲南の植物Ⅲ』150
C. obovata(黔蠟瓣花)
C. omeiensis(峨嵋蠟瓣花)
ヒュウガミズキ C. pauciflora(少花蠟瓣花・疏花蠟瓣花)
C. platypetala(闊蠟瓣花)
シナミズキ C. sinensis;蠟瓣花・中華蠟瓣花)
トサミズキ C. spicata
C. stelligera(星毛蠟瓣花)
C. trabeculosa(求江蠟瓣花)
C. veitchiana(紅葯蠟瓣花)
C. velutina(絨毛蠟瓣花)
C. willmottiae(四川蠟瓣花) 『中国本草図録』Ⅹ/4623
C. yui(長穗蠟瓣花)
C. yunnanensis(滇蠟瓣花)
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中国のサイト『植物智』(2019)によれば、Corylopsis spicata は シナミズキ Corylopsis sinensis のシノニムという。 |
マンサク科 Hamamelidaceae(金縷梅 jīnlǚméi 科)については、マンサク科を見よ。 |
訓 |
和名は、高知県に産するので かくいう。 |
説 |
自生品は、日本の高知市附近にしかなく、絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
現在では各地で庭木として植えられる。
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1864年にイギリスに入り、ヨーロッパに広まった。 |
誌 |
『和漢三才図会』(1713)に土佐美豆木として初見。
早春の花として、しばしば庭に植えられる。 |